レース当日朝の食事例

レース前は炭水化物の摂取量を増やす『カーボローディング』(※1)を行っている方も多いと思います。
レース3日前くらいから水分の摂取量を増加させることでレース中の発汗によるパフォーマンスの低下を抑えることができます。

レース直前は睡眠時間を確保できるようにし当日はスタートの4時間前に起床し3時間半前までに朝食をとるのがおすすめです。
おにぎり2個 梅干し入りで塩分補給も
味噌汁 インスタントでもOK
大福 炭水化物+糖分
ヨーグルト 腸の働きをサポート

(※1)カーボローディング(Carb loading)は、主にスポーツ選手やアスリートが競技前に炭水化物を大量に摂取する食事戦略の一つです。この戦略は、体内の糖質(糖分)の蓄積を最大限に増やすことを目的としています。糖質は体内でグリコーゲンとして蓄えられ、これがエネルギー源として利用されるため、競技中に持久力を向上させる効果があります。

通常、カーボローディングは以下の手順に従います:

  1. トレーニング負荷:競技前の数日間、選手は高強度のトレーニングや運動を行い、筋肉のグリコーゲン蓄積を低下させます。これにより、競技前により多くの糖質を摂取できる余地が生まれます。
  2. 炭水化物摂取:競技前の最後の数日間、選手は日常の食事に比べて炭水化物の摂取量を増やします。これにより、体内の糖質蓄積が増加し、エネルギー供給源として使えるグリコーゲンが充実します。
  3. 競技前日:競技前日には、特に炭水化物を多く含む食事を摂り、糖質蓄積をさらに増やします。この段階では、タンパク質や脂肪の摂取を制限することが一般的です。
  4. 競技当日:競技当日、選手は高エネルギーな状態で競技に臨むことができ、持久力やパフォーマンスが向上することが期待されます。

カーボローディングは主に長時間にわたる持久力競技やエンデュランススポーツで効果的とされており、短期間の高強度のスポーツにはあまり適していないことがあります。ただし、個人差があるため、スポーツ選手はトレーニングや競技に合わせて適切な栄養戦略を採用する必要があります。また、専門家や栄養士のアドバイスを受けることも重要です。